千葉県保険医協会より原稿依頼が入り投稿させて頂きました。
私どものクリニックはもちろん歯科医療も行いますが、大きな視野に立ち『口は命の入り口』〜『美しく健康に老いるサポート』につながる医療や情報提供発信基地として社会の中で存在しています。
では、早速投稿記事をご紹介しますね。
記事の内容です。↓
2016年にロンドンビジネススクール教授、リンダ・グラットンが発刊された『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略について私なりの考えを述べる機会とさせて頂きます。
人生を幸せに暮らすには、心身の健康が幸福度を高める世界観ではないでしょうか。心身を健康に暮らす上で興味を持って取り組んでいる『食』の世界ですが、原点は米国の歯科医師W・Aプライス博士著『食生活と身体の退化』―先住民の伝統食と近代食 その身体への驚くべき影響―からです。また2019年8月に発刊された医学博士:牧田善二先生の著書『医者が教える食事術 実践バイブル2』―20万人を診て分かった医学的に正しい食べ方70―の中で、上述のプライス博士の功績が多岐に渡って取り上げられていることも興味深いつながりを感じています。 牧田先生の著書の中で、なぜ先住民は『完璧な健康体』なのか!『歯磨きしないのに虫歯ゼロの秘密』と題して伝統食を食べている人たちは完璧に近い健康体ときれいに並んだ歯を持っていると記載されています。
精白小麦・白砂糖・植物油・缶詰、それによってむし歯・顎の変形・歯並びの乱れ・関節炎・結核等の原因と結果に繋がった近代食の影響。人間の体は何を食べたかによって影響を受けていることはごくごく自然のことであり、現代病で片付けてはいけない子供たちの歯列異常や糖尿病、その現実から小学生で血液検査の実施されている地域が誕生している日本社会。上流医療が提供できる歯科界が国民利益の医療や医療費削減に意識を向ければ、健康長寿につながり豊かな社会が実現できるのではないでしょうか。
書きたいことは山ほどありますが、字数の関係上、終わりとさせて頂きます。
色々な色の情報が氾濫していると思いますが、近代食の影響を知って頂ければ幸いです。
オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科
補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄