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⭐当クリニックの治療体験記の真偽⭐

今日は久しぶりに矯正治療後の噛み合わせ不安定感を訴えられる患者さんが初診で来院されました。

 

数あるクリニックで当クリニックを選択した理由は、患者さんの価値観の中で色々とあるかと思うのですが、

初診時に信頼関係を全て構築するのが難しいので当クリニックの治療体験記をみて頂けましたか?

と聞いたところ、、、はい、見ましたと!!!

 

しかし、その表情からはなんか陰りが、、、。

私は、あの治療体験記は全て生の声なんです。

誤字脱字は訂正させて頂いていますが加筆は一切していませんと説明しました。

 

自作自演の体験記や読者モニターなど色々表裏一体でない世界もあるので疑われたのでしょうね。

 

初診時のコミュニケーションとしては、喜び合いで終了したかと思います。

 

一切加筆していない治療体験記はこちらから

 

オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科

補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄

                    
| 院長の独り言 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
⭐保険と自費の補綴的見解!⭐

とある患者さんからの質問に対しての回答をさせて頂きました。

 

質問内容は、、、。

質問ですが、根管治療や補綴といった保険でもできる治療を、自費で場所によりますが根管治療20万かかるところもあると聞きました。

保険では何千円ですむ治療を、自費だと高額になるのは丁寧で時間をかけ、素材にこだわっている、という理由だからでしょうか?

お金に余裕があるわけではないので、保険内で良い治療を、と都合良く思ってしまいますが、自費と保険の具体的な違いは何なのでしょうか?行けるのならば自費の方が良いのでしょうか。一回の時間が自費の方が長いので治療回数が少なくすむなどあるのでしょうか。

教えていただけるとありがたいです。よろしくお願い致します。

 

当クリニックの保険と自費の補綴的見解を回答させて頂きました。

下記のリンクより参考にして頂ければ幸いです。

 

保険と自費の違い補綴的見解です

 

オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科

補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄

                    
| 院長の独り言 | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
⭐手仕事の医療からの咬合学と歯科臨床へ⭐

先回のブログを読んでから読み進めて頂けると流れが理解できるかと思います。

 

三泊四日の家族サービス旅を終えて、今朝東京に戻りました。

読破したい本が山積みなのですが、真っ先に復習を兼ねて咬合学と歯科臨床、、、よく噛めて、噛み心地の良い咬合を目指してを再読しています。

この書籍は、先回からお話ししている石原先生の門下生で意思を引き継いだ徳島大学歯科補綴第二の坂東永一教授と中野雅則教授が中心となって書き下ろした2011年に発刊された唯一の日本人的な咬合を考えている良書であると考えています。

 

内容に関して難解ですが、プロローグの一節をご紹介します。

毎日の臨床で、患者の咬合に手を加え頻繁にこれを変化させているにもかかわらず、『咬合や顎運動はむずかしくてよくわからない』

と言う歯科医師の声を耳にする。

この『よくわからない』と言う歯科医師には2通りあり、一方は『咬合に関する知識や技術が不足しているが、適当に義歯やクラウンを装着している』本当にわかっていない歯科医師である。

その歯科医師も、患者には『私は噛み合わせのことはよくわからない』とは決して言わないと思うが、少なからずいることは確かである。

もう一方は『咬合について勉強をしてきたが、咬合学のよい教科書に辿りつけず、よくわかっていないところは経験で補って

臨床を行なっている』かなり咬合のわかっている歯科医師である。

と書かれている。

 

また、咬合が咀嚼機能に重要な役割を果たし、『良く噛め』、『良く噛む』ことが全身の健康に重要な役割を果たしていることは、身をもって体験した患者や、このような患者をたくさん診てきた経験豊かな歯科医師が一番よく知っている。しかし、『良く噛める咬合』とはどのようなものであるかを具体的にかつ正確に『表現し』『評価し』、またこれを『形にする』ことは非常にむずかしいことで、補綴装置を人工臓器をするならば、これほど患者ごとに多様で、しかも高い精度が要求される人工臓器は他にないといっても過言ではない。

とも書かれている。

 

文中の中にある咬合を改善すればあらゆる病気がたちどころに治ってしまうというというように、咬合を過大評価している宗教家のような歯科医師もいる。

咬合に関する混乱や誤解が生じたりする背景には、咬合学が明確に体系化されていないことがあると書かれている。

 

私も日々の臨床で咬合の難解さを痛感しながら患者さんと対峙している訳でありますが、咬合に関して自費出版をされている『咬合=噛み合わせ』を改善すれば○○が治ると言ったような書籍には疑問を感じて欲しいと考えています。

 

オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科

補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄

 

 

 

 

                    
| 院長の独り言 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
⭐『手仕事の医療』を再読!!!⭐

先回ご紹介した『手仕事の医療 評伝 石原寿郎』秋元秀俊著 生活の医療社

 

深掘りしたくなり、GWを利用して再読しています。

時代に翻弄されながらも使命に明け暮れた日々を送られた石原寿郎先生

頭が下がる思い一杯で読み進めています。

 

先回の投稿でお伝えした通り、52歳という若さで他界された補綴歯科界のレジェンド。

文中の一節を拝借して、、、。

 

後年、石原の没後、石原教室の後継者らは次々に新しくできた大学のクラウンブリッジ講座の然るべき地位についた。

その多くがかみ合わせ、すなわち咬合を専門にした。

石原の没後、歯科開業医の間では米国輸入の咬合学というものが空前のブームになって学問的には混乱を極めるのであるが、石原の教室員から見れば、石原没後に『石原咬合論』という呼称を使った。もし石原本人がそこにいたなら、そういう派閥的な名前をつけるものじゃありません、と厳しく叱ったであろうが、すでにどこにも叱りつけるものはいなかった。

 

文中にあるように米国輸入の咬合学が空前のブームになって学問的には混乱を極めると書いてあるが、米国輸入の何が問題であったのだろうか?

私見でありますが、そこには日々の生活を営む上での咀嚼を考えていないのが米国の咬合理論であると考えています。

(これは全ての米国の理論が間違いと言っている訳でなく、民族の違いによる解釈に疑義がある訳であります)

 

そういう私も米国の理論で患者と対峙してきた経緯があるのですが、自分が解決したと思われた患者さんに対し、日本人的な咬合理論を当てはめ咬合調整を恐る恐る開始した訳でありますが、次回来院時、患者さんより先生、、、ありがとうございます。 以前よりとても噛みやすくなりましたと報告を受ける次第であった訳であります。

 

患者さんからの感謝の言葉の裏腹には、申し訳なかった思いでいっぱいに満たされた懺悔の日々を過ごした訳であります。

 

現在の私事ではありますが、精一杯患者固有の顎運動に調和する補綴物を提供することが使命であるように考えています。

 

ホームページ内にある日本人型咬合紹介ページになります

 

咬合に関する、何かの選択基準にして頂ければ幸いです。

 

オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科

補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
| 院長の独り言 | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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