最近来院される患者さんの中で、色々な歯科医師を回られ様々な意見により混乱されていたり、ネット上の情報で混乱されている方が多いので顎関節症や咬合異常の治療に関して治療法を整理したいと思います。
下記の画像の中であるように左が侵襲がほとんどない治療の選択肢になります。
また右側が侵襲が大きくハイリスクな治療と言われています。
侵襲が大きくハイリスクな治療の中で例えば矯正治療に関してですが、論文ベースで顎関節症は、矯正治療で治るか?治らないか?は治ると報告されている論文が50%、治らないと報告されている論文が50%です。
治らない場合が、50%ということは、ハイリスクな治療と言っても過言ではないように考えています。
またハイリスクな治療の中にある咬合調整などは、もっての外で当クリニックには無意味な天然歯の調整により悪化された患者さんが来院しています。
他にもスプリント療法(マウスピース療法)も装着すると顎の位置が変化することにより噛んでいる位置が変化してしまうのでプラスに働けば良いのですが、マイナスに働いてしまうと顎の大きなズレを生じさせてしまうことがあるので、個人的には治療選択肢としてメニューには取り入れていません。
治療選択の中で、ご参考にして頂ければ幸いです。
オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科
補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄