噛み合わせ治療の患者様の体験談Vol.22
- 女性
- N・Y 様
- 2016年 5月
9年前、奥歯で物を噛むと、どの歯で噛んでも痛い状態が続き、近所の歯科医院を受診したところ、「虫歯でもないし、特に問題もないので多分、就寝中の噛みしめが原因かもしれませんね」という事でナイトガードをつくりました。しかしその後もずっと噛むたびに痛い状態は続いたので、また違う近所の口腔外科も併設されている歯科医院を受診しました。そこでも同じように「噛みしめが原因だからナイトガードは続けて、ストレスはため込まないように」と注意を受け、噛み合わせ調整で少し天然の歯を削られてしまいました。「とりあえず、ナイトガードは続けて様子をみてください」と治療は終了するものの、まったく噛む時の痛みは治まらず、整体やマッサージで痛みを紛らわすのが精一杯でした。
でもやっぱり辛くなって、今度は市内にある総合病院の歯科口腔外科を受診しました。そこでもやはり原因がわからず、千葉県内の某歯科大学病院を紹介され、受診したら堅いプラスチック製の分厚いマウスピースを作られ、それを装着して就寝する生活を数カ月続けていたところ、上の奥歯と下の奥歯が噛み合わなくなってしまい、痛みの他に噛み砕くことさえ困難になってしまいました。担当だった歯科医師に相談してもこのままマウスピースは続けて様子をみるように、という答えしか返ってこなくて、その言葉を信じてマウスピースを続けていたのですが、そのうちに食べ物を食べても味覚はなくなり、美味しい物を食べても美味しいとも感じられず、顔は頬がこけてきてしまいました。
そこで今度はまた東京の某大学病院を受診しましたが、歯を一本一本コンコンたたいてその中で一番痛いと感じた歯の神経を抜かれただけで治療は終了でした。そこでもやはりマウスピースは続けて下さいと言われました。
その後も全く症状は良くなるどころか、悪くなる一方で、今度は近所に新しく開院した「大学病院並みの治療ができる」という歯科医院を受診してみました。そこでは「右奥歯の一本しか噛み合っていないよ」と言われ、左右上の奥歯7本の歯に銀の被せ物で3ミリほど上乗せされました。その時は、噛めるようになったし、噛んだ時の痛みはなくなったから見た目はすごく変だけど、とりあえず食べられるからいいや!とそのまま数年過ごしていました。
しかし、首の痛みや不定愁訴は一向に良くならず悪化していくばかりで、将来の希望も無くなり、とにかく子ども達が成人するまで生きられればそれでいいや、と人生半分あきらめていました。
そんな時、たまたま本屋で手にした雑誌で難波先生の記事が目にとまり、藁をも掴む思いでオーク銀座歯科クリニックにたどり着きました。
ドクターショッピングによって悪化した噛み合わせの苦しい思いを初診で先生はじっくりと話を聞いてくださり、治療計画を立てて頂きました。
トリガーポイントマッサージを7回ほど受けた後、銀歯を全部外してからの治療の開始でした。途中、根幹治療や外科治療もあってちょっと遠回りになってしまいましたが、今ではもう噛み合わせもバッチリで、体調も良くなり、食事をするのも楽しくて、頬もいつの間にかふくらみが出てきました。
就寝中の噛みしめもSLPのおかげで軽減され、毎朝の寝起きも快調です。
難波先生には本当に命を救って頂いたと言っても過言ではないくらい感謝しております。これからも末長く、宜しくお願いいたします。