僕が経営する歯科医院は、オーク銀座歯科クリニックと千葉にあるNAMBA DENTAL OFFICEの2軒がありますが、どちらの歯科医院にも共通の強みがあります。
それは、歯科技工士の存在です。
何故? 歯科技工士の存在が強みなのか?
通常どこの歯科院でも行っている補綴歯科治療(かぶせ物、詰め物、ブリッジ、インプラント上部構造等)は建築に例えると家を建てるような物です。
そこで考えなくてはならないのは、歯科医師の仕事は建築に例えると設計士さんの役割となり、大工仕事は歯科技工士が90%の役割を担ってくれています。
まとめると、歯科医師は、歯ぐきの環境を整え、根の治療が必要な場合は根の治療(家の基礎工事に当たる)を行い、そして歯の型を取るまでが歯科医師に取って重要な役割となるのです。
型を取ってからは、普段患者さんと関わり合いの少ない立場の歯科技工士が先ほども述べましたが、重要な役割を担っているのです。
そうなんです。歯科技工士の腕の善し悪しでみなさんのお口に入る補綴物の品質に影響が出るのです。
建築に例えると、高くもなく低くもなくそして噛み合わせの接触の面積や顎の動きに合うような補綴物を創造するには宮大工クラスの歯科技工士の存在が欠かせないのです。
普段みなさんが関わり合いが少ない歯科技工士ですが、凄く重要な仕事を担っている訳です。
僕の歯科医院では2名の技工士を育て上げた実績があり、また銀座ならびに千葉の医院に常駐し、補綴物を創造し続けてくれている強みがあるのです。
歯科技工士が90%の役割を担っている意味がお分かり頂けたでしょうか。
そして残りの10%の仕事は、精魂を込めて出来上がった補綴物を微調整しながら患者さんの口腔内に合わせる。
まーこの微調整が難しい訳ですが、そこは補綴専門医として細心の注意を払いながら調整する訳です。
少しでも普段関わり合いの少ない歯科技工士の存在ならびに補綴歯科治療の大変さを理解して頂ければ幸いです。
オーク銀座歯科クリニック @銀座 歯科
補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄