噛み合わせ治療の患者様の体験談Vol.5
私と歯の噛み合わせとの戦いは、15年にも及ぶものです。
右の4番と5番を差し歯に変えたことによりその歯が合わず、話すことに支障を来すようになってしまったのです。
暫く同じ歯医者で調整を行いましたが、一向に良くなる気配はなく、そこでの治療は断念、治療費の返金をお願いしましたがあっさりと断られました。
その後、いい歯医者で評判だと友人に紹介されていった歯医者により、歯を全体的に削られ、さらに噛み合わせは悪化、しかしその歯医者にもしばらく通うことになるのです。良くなりたい一心でその医者を信じそのまま治療を受け入れてしまうその心理、お分かりになる方は沢山いらっしゃると思います。
医者もわからないまま患者の治療を続け、しかしわからないとは言わない、いつの間にかそんな悪循環の中に自分はいました。
その後導かれるまま日本歯科大学に行き、生活態度の見直しとして、毎日1万歩のウォーキングや、砂糖が入ったものは口にしない、そして姿勢を正すなど、歯を削る以外の方向からの治療が始まり、身体の立て直しを図ったのでした。
オーク銀座歯科に辿り着いたのは、日本歯科大学からの流れです。日本歯科大学で、もうこれ以上悪くなることはないだろうという状態まで身体を立て直し、しばらく通院もしていなかった頃、歯に痛みを感じついつい近くの歯医者に行ってしまい、何故か私はその歯医者に少しだけ歯を削らせてしまい、再び身体の状態を崩してしまったのです。
すぐに日本歯科大学の先生に連絡をしたのですが、すでに退職しており、すぐさまインターネットでその先生の名前を頼りに検索し、行き着いたのがオーク銀座歯科クリニック、難波先生でした。
まず、難波先生は、ずっと仮歯のままで色も変色しきり、あるべき姿形をうしなっていた右の4番と5番を本来の形に戻すことから治療を進めていきました。
本来の形に戻すと言っても容易な作業ではありません。何せ、10年以上もの間、噛み合わせの問題を抱えている咬合の敏感な患者の歯を作り直しているわけですから。
しかし難波先生は、これまでの歯科医のように、歯を削ってどうにかしのごうとするのではなく、4番と5番の再生にひたすら時間を費やしたのです。
この調整の時間の中、難波先生の治療に対する姿勢に感銘を受け、この先生についていこうと言う意思がゆるぎないものになって行きました。
しばらくして、今まで数字の「1」の発音が出来なかったのが、いつのまにか発音できるようになっていました。
そして、変色しきった4番と5番の歯は、きれいで自然な色の歯へと入れ替わり、私の口元には再び元の笑顔が戻りました。
難波先生との治療を始めて1年半、そろそろ私の口の中も落ち着き始めているようです。
噛み合わせの不調など、まだ少しばかり不安定ではありますが、それは、口の中だけの問題ではなく、自分の身体の状態が原因であることも先生の指導のもと納得できます。先生より、肩から頭までの筋肉のこわばりをほぐすマッサージを受け、1時間後には噛み合わせが良い状態に変わるのですから。
口の中のアプローチのみならず、身体全体からのアプローチ!
こんな治療、他の歯科で受けることが出来るでしょうか?!
まさに、わたしにとっての、ヒーリング歯医者なのです。
最後に
このクリニックは患者が安心して治療を受けられる環境が整っています。
それは余裕をもった治療時間が設けられていること、さらに、治療時のプライベートが保たれていることです。
治療後、後に続く患者が待ちくたびれ、待合室で白い目で見られるようなことは一切ありません。
この10数年、噛み合わせの治療で流した涙は数知れませんが、この歳月は最新の咬合治療を受けるためには必要な年月だったものと考えます。
その最新の治療や技術を患者に提供すべく日々勉強をされている難波先生に出会えたことをたいへん嬉しく思っています。