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⭐咬合=噛み合わせの真髄を知るチャンス⭐

咬合=噛み合わせの真髄を知るチャンスです。

 

日本歯科大学名誉教授の丸茂義二先生が11月3日に講演されますが、抄録を転載させて頂きます。(転載許可済み)

 

11月3日岐阜県歯科医師会学術講演会の抄録です。
日本人型の咬合・咀嚼を考える
 むかしは義歯の名人が町中に沢山いました。しかし、その名人はどんどん減少し、いまや絶滅危惧種に指定されてしまっています。私が技工学校の教授をやっていた時に、有床義歯技工学で教えていた総義歯の作り方は、この絶滅危惧種とも言われる名人の製作している義歯と同じ咬合の与え方でした。しかし、実際に現場に出て臨床の多くの義歯を見た時に、あの教育していた義歯の咬合はどこに行ってしまったのだろうと呆然とするものがありました。技術や知識は何でも欧米化すれば良いと思った人達が合理化とか効率的とかマニュアル的とか数字になるエビデンスで追求する時代が始まって、もっともおいてきぼりになったものがこの名人の義歯の咬合であったのです。
 この義歯や歯冠修復の中で欧米化して失われたものは何だろうと、それを明確にして生き残りを図らないことには本当に絶滅してしまうという危惧があります。ここでは名人を作ろうとは思っていないのです。昔は義歯の調整はチョコチョコっとで済んでしまい、それが当然の姿だったのです。 それを今の義歯の調整の大変さからみたら名人芸であって、昔は名人芸でもなんでも無かったのです。誰でもができる咬合だったのです。それは日本人にあった咬合を作っていたからですね。日本人の顎運動と食品と生活様式と文化に合わせた咬合だったのです。
 欧米化によって失われたものは、それまで作られていた義歯の顎位と彎曲と咬合関係と咬合様式であった。日本人の身体は欧米人と異なっています。それも明確になっています。その日本人の身体にあった義歯の作り方が名人の義歯であって、この日本人らしさの義歯の製作方法から、顎位を変えて彎曲を無くし咬合関係を単純にして咬合様式を効率的にしたら最新の義歯が完成するのです。これでは国民から信頼もされないし、歯科医療が滅びてしまうでしょう。昔は当然の姿として行われていた芸を製作する方向と咀嚼という内容についてお話しさせて頂き、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

 

咬合=噛み合わせが難解だと言われる所以は、欧米化されてしまった理論背景にあるということですね。

(全ての理論を批判しているわけではないのですが、、、)

 

義歯(入れ歯)のみならず、小規模補綴なら患者固有の咬合と調和させるが、大規模補綴だと治療咬合と称して犬歯誘導等にするのは、口腔機能の大切な咀嚼という概念においては、患者利益の歯科医療から遠ざかってしまうということを多くの先生方に気づいて欲しいなと思います。

 

オープンなセミナーで丸茂先生の講演を聞けるチャンスは少ないので中部方面の先生方は、ぜひぜひ!!!

 

オーク銀座歯科クリニック@銀座 歯科

補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄

 

 

                    
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