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顎関節症の治療でスプリント療法(マウスピース療法やプレート療法)を行わない理由。
当院では、巷で行われているスプリント療法(マウスピース治療やプレート療法とも呼ばれる)を16年間一度も使用することなく患者さんの抱える顎の不調を解決しています。おてんき

それは、何故か???

1980年代後半から1990年代前半に顎関節症にスプリント療法を適応することがスタンダードになった時代もあります。

しかし、スプリント療法の作用・効果を正当に評価する目的で、信憑性の高い(RCTランダム化比較臨床試験)による研究が1990年代に相次いで発表されました。 1980年代のスプリント療法の全盛期には、その有効性が高いと結論づける研究も多かったのですが、それらの研究のほとんどは、EBM(科学的根拠)に必要とされる条件を十分に満たしていないため、信頼性に欠けることが明らかになりスプリントの有用性を再検討する必要が出てきたからです。

1994年のDaoらの報告によるスプリントの形態や、そもそも使用する意義はないという結論により、私自身も1998年よりスプリント療法を行わずに臨床を行うようになりました。おてんき

本日もスプリント療法を行ったが、、、噛み合わせがずれてしまい、何軒かの歯科医院を転院した後に、、、最期に訪れた歯科医院で、もう歯のことは気にしないで生きていくしか仕方がありませんねと言われ、当院に辿り着きました。冷や汗

天然の歯も削られているので、快癒まで時間がかかるかと思いますが、不定愁訴の症状も改善しつつ、顎のズレも補正して行く予定です。おてんき

スプリント療法を行わずに改善できるのに、スプリントを使用した影響で顎がずれてしまい治りずらくなってしまうことがある事を知っておいて下さいね。聞き耳を立てる

オーク銀座歯科クリニック
@銀座 歯科 補綴専門医&補綴指導医:難波郁雄


 
                    
| 顎関節症の話 | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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